- ブログ記事を書くときにChatGPTを活用してみたいけど、具体的な方法がわからない
- 便利だとは思うけど、ChatGPTに文章を書かせるのって実際どうなの?
- ChatGPTに向いていない作業ってあるの?
「ChatGPTに代表される生成AIを使いこなして、ブログ執筆の効率やクオリティを上げたい」
そう思ってGoogle検索しても出てくる情報は、ChatGPTに文章を書かせる方法ばかり。
確かAIに文章を書かせれば楽ですが、それでは自分のライティング力は上がりません。
そこで私は「文章を書かせる方法じゃなく、自分が書く文章のクオリティを上げる方法が知りたいんだ!!」という人向けに記事を書くことにしました。
そのため「ChatGPTにブログ記事を書かせて、楽して収益化しよう」みたいなことは一切書いておりません。そのような情報が知りたい方は、申し訳ありませんが他をあたってください。
私の理想は、ChatGPTを自分の優秀な助手として使いこなすことです。
この記事では、私が実際にブログ記事を書く時にChatGPTを活用してみて「これは便利!」「記事の質が上がった!」と感じた方法を5つ紹介しています。
自分のブログ記事のクオリティをあげるために、補助的にChatGPTを使ってみたいという方はぜひ最後まで読んでみてくださいね!
ChatGPTとは
まずは簡単にChatGPTについて説明しておきます。
ChatGPTとは、OpenAIが開発したAIチャットツールであり、自然な会話を通じて様々な情報やサポートを提供することができます。
2024年中頃の時点で、ChatGPTは世界中で毎月6億回以上利用されているそうです。
今後AI を使いこなせる人とそうでない人とではとんでもない格差が生まれると言われています。
しかしChatGPTに書かせた文章をそのままブログに使うことはおすすめできません。ChatGPTにもできること、できないこと(向いていないこと)があるからです。
ChatGPTをブログに活用する方法の前に、ChatGPTが答えを出す仕組みとできないことについて解説していきます。
ChatGPTが答えを出す仕組み
あなたはChatGPTが答えを出す仕組みを知っていますか?
なぜ様々な質問に対してあんなにも素早く答えが出せるのでしょうか。
ChatGPTは自分で考えているわけではありません。
ユーザーが入力した単語の組み合わせに対して、ChatGPTが学習している膨大なデータの中から最も適切な可能性が高い答えを表示しています。
つまり、それは正解とは限らないということです。
内容が正しいか間違っているかは現状、人間の目で確認する必要があります。
ChatGPTにできないことをもう少し詳しく説明していきます。
ChatGPTができないこと、向いていないこと
新しいものを生み出すこと
ChatGPTは人間と違って思考することができません。過去のデータの中から適切と思われる情報を抜き出して提示しているだけなのです。
そのためChatGPTには新しいもの、クリエイティブなものを生み出すことはできません。これは現時点での人間と AI の大きな差と言えます。
最新情報のリサーチ
ChatGPTは2021年までのデータをベースにしています。そのため最新情報のリサーチには不向きです。
エビデンスに基づく情報のリサーチ
専門性の高い情報やエビデンスに基づく情報が知りたい場合には、ChatGPTは不向きです。正確性に欠ける情報が出てくる可能性があるからです。
私は看護師としてInstagramで医療知識などの情報発信をしているのですが、ChatGPTでのリサーチは間違いも多くほぼ使い物になりませんでした。
感情を含む文章の生成
当たり前ですが、ChatGPTには感情がありません。そのため感情表現を用いた文章の生成は苦手です。これも人間との大きな差と言えます。
人間らしくエモーショナルな文章を書きたいのなら、ChatGPTに頼っていてはダメだということになりますね。
ChatGPTでブログ記事のクオリティを上げる方法5選
今までの内容を踏まえて、実際にChatGPTでチャットをした結果をお見せしながら、ブログ記事のクオリティを上げる方法5つを解説していきます。
画像引用:ChatGPT
①タイトルに使う言葉のアイディア出し
ブログを書くときにタイトルにどんなワードを使うか、悩むことってありますよね。
そんな時にChatGPTを使うと便利です。
例えば「生成AIの進化」をテーマにブログ記事を書くとします。
この記事のタイトルをChatGPTに考えてもらいましょう。
2つしか考えてくれなかったので、追加で10個考えてもらいました。
ちょっと抽象的なものもありますが、結構良さそうなタイトルを挙げてくれました。
この中から自分のイメージに合うものを選んでもいいですし、気に入るものがなければ追加で聞いてみるのも良いです。
試しに一つ選んでみます。
「生成AIの進化で仕事と生活が激変?未来の働き方とは」
これをさらに良くできるか、ChatGPTに聞いてみます。
こんな感じでタイトルのアイデア出しをしてブラッシュアップしていくこともできます。
かなり便利ですね!
②ユーザーの検索意図を聞く
ブログ記事を書く上で非常に大事なことの一つが、ユーザーの検索意図をつかむことです。
キーワードが決まった時にある程度自分で検索意図を予想することも重要ですが、ChatGPTに聞いてみるのもおすすめです。
例えば「ChatGPT 使い方」というキーワードで記事を書くとします。
まずは自分で検索意図を考えます。
ChatGPTという言葉を知ってはいるけどまだ使ったことない人が、使い方を知りたくて検索している。
その後 チャット GPT に聞いてみます。
こんな感じで複数パターンの検索意図を挙げてくれました。
自分にはなかった視点が見つけられることもあります。ただし正解ではないかもしれないので、参考程度にしておくと良いでしょう。
③表作成
文字の羅列では読みにくい場合、表を使うと記事の見やすさがアップします。
とはいえ、いちいちExcelに入力したりして表を作るのって地味に面倒ですよね。
これもChatGPTを使えば一瞬で解決できてしまいます。
ChatGPTでリサーチした情報を表にしてもらってもいいですし、自分で考えた文章を表にしてもらうことだって可能です。
例えば「ChatGPTのメリットとデメリット」を表にまとめてほしいと指示を出します。
これをWordpressに貼り付け可能な形式に変更してもらいます。
コードをコピーして貼り付けたのが以下の表です。
項目 | メリット | デメリット |
---|---|---|
汎用性 | 幅広いタスクに対応可能(文章生成、質問応答、コード生成、翻訳など) | 特定の専門分野や詳細なタスクでは限界があることがある |
クリエイティビティ | 創造的な文章やアイデア生成が得意 | 時折、事実に基づかない情報や誤った内容を生成する場合がある |
自然な対話 | 会話がスムーズで、人間らしい応答が得られる | 長い対話や複雑な会話では文脈を見失うことがある |
スピード | リアルタイムで迅速に応答可能 | 複雑な質問や大規模なデータ処理では応答速度が低下することがある |
24時間対応 | いつでもアクセス可能で、時間や場所に制約されない | インターネット接続が必要で、オフラインでは利用できない |
カスタマイズ性 | 様々なプロンプトを使って応答のスタイルを調整可能 | ユーザーが適切にプロンプトを作成しないと、期待した回答が得られにくい |
多言語対応 | 複数の言語でコミュニケーション可能 | 一部の言語や専門用語に対する対応が不完全なことがある |
アクセスコスト | 無料版(GPT-3.5)は多くの機能を利用可能 | 高度な機能を利用するには有料のGPT-4が必要 |
API提供 | 開発者向けにAPIが提供され、様々なアプリケーションに組み込むことが可能 | 商用利用にはAPIの利用料が発生し、大規模な使用にはコストがかかる |
応答の多様性 | 同じ質問に対して複数の異なる応答が得られることがある | 答えが一貫しない場合があり、曖昧さが生じることがある |
セキュリティとプライバシー | ユーザーのデータは厳格に保護されている | 完全なプライバシーが保証されるわけではなく、機密情報のやり取りは推奨されない |
学習の速さ | 短時間で情報を収集し、知識を提供可能 | 最新の情報やニュースについては限界がある(2021年9月までのデータで学習) |
もし内容が間違っていたり不要な部分があったとしても、表の内容はWordpress上で編集ができるので安心です。
④例文を作る
ブログの記事の内容を分かりやすくするために、例文を使って説明することもあります。
しかしその例文が思いつかないという時もありますよね。
そんな時も ChatGPTの力を借りてしまいましょう。
例えば今回は、ChatGPTをテーマにした例文で読みやすい文章と読みにくい文章の2パターン作成してもらいました。
「読みやすい文章」の方が読みやすいかどうかはさておき、「読みにくい文章」の方はかなり読みにくいですね(笑)
ちなみに私が以前書いたこちらの記事では、いくつかの例文をChatGPTで作成しています(多少手直しはしていますが)。
⑤文章の校正
誤字脱字の有無や分かりにくい表現の有無をチェックするのにもChatGPTが使えます。
通常のChatGPTで校正してもらうこともできますが、「文章校正屋さん」というGPTを使用して校正してもらうのがおすすめです。一定回数までなら誰でも無料で使用することができます。
試しにやってみましょう。
まずは校正前の文章がこちらです(先程の「読みにくい文章」の例です)。
チャットGPTというのは、OpenAIによって作られたAI技術であり、それが自然言語処理能力を使用して、ユーザーとのインタラクションを行うための人工知能ベースの対話エージェントであり、ユーザーが入力したテキストに基づいて、その質問やリクエストに応じて答えることが可能です。この技術は、機械学習アルゴリズムによって強化されており、大量のデータを学習し、幅広いトピックに関する知識を提供しますが、また、特定のタスクを効率的にサポートすることができるため、ビジネスの領域や個人的な用途にも役立つことで知られています。このチャットボットを使用することで、例えば、旅行に関する質問やビジネス上の意思決定支援を得ることができるでしょう。
これを「文章校正屋さん」に読みやすくしてもらうとこうなりました。
ChatGPTは、OpenAIによって開発されたAI技術を活用した対話型エージェントです。自然言語処理能力を使って、ユーザーの質問やリクエストに応じて回答します。この技術は機械学習アルゴリズムによって支えられており、大量のデータを学習することで、幅広いトピックに関する知識を提供できます。また、特定のタスクを効率的にサポートできるため、ビジネスや個人の用途にも広く利用されています。
例えば、ChatGPTを使えば、旅行に関する質問やビジネス上の意思決定のサポートを得ることができます。
結構すごくないですか?
かなり文章がシンプルになり、読みやすくなりました。
読みやすい文章にする以外にも、誤字脱字のチェックもできるのでめちゃくちゃ便利です。
誤字脱字が多い人や文章力に自信のない人は、絶対使ってみるべきです!きっと感動しますよ!
まとめ:ChatGPTは「賢く」活用しよう!
Chatは非常に便利なツールですが、間違えることも結構あります。
それは私たち人間が間違いに気づいて修正していかなければなりません。
最近では「生成 AI に文章を書かせて自動化してブログで収益を上げる」みたいな情報も多く見られるようになりましたが、本当にそれでいいのでしょうか。
AI に書かせた文章をそのまま使うということは、ライティング能力は一切上がりませんし、誤った情報を提供してしまうリスクもはらんでいます。
私はそれがいいとは思いません。
生成AIに頼りっきりになるのではなく、賢く活用していきたいと思っています。
ここまで読んでくれたあなたは、きっと同じ気持ちですよね?
ChatGPTを含む生成AIを使いこなして、同時に自分のレベルもどんどん上げていきましょうね♪
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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